建築について
安部良
島と島を繋ぐ 島キッチン
お母さん達の手料理で、瀬戸内海の島と島を繋いで行く。アーティストのパフォーマンスや御馳走を目当てに色んな人達がやって来て、世界中の人と人が繋がって行く。
島は海を介して世界中と繋がっているから何処までも繋がって行く事ができます。これが島キッチンという名前に込めた思いです。
そんな場所に相応しい建築はこの島に自生する植物のような佇まいであって欲しいと思います。敷地に残っていた古い家屋や蔵に手を入れ、果樹を残し、島や近隣の町で手に入る素材に手間と工夫を凝らして精一杯のおもてなしの御馳走を作る気持で設計をし、地元や近隣の職人さんと全国から集まったボランティアのみなさんが心を込めて作った場所です。
安部 良 (あべ りょう) 広島県生まれ
建築家
明治大学理工学部建築学科兼任講師
著書 「建築依存症 / ARCHIHOLIC」(ラトルズ刊)
ホームページ : www.aberyo.com
1990年 : 早稲田大学理工学部建築学科卒業
1992年 : 同大学院修士課程終了
1995年 : 安部良 / ARCHITECTS ATELIER RYO ABE 設立
2005年 : 「pajarita」でGOOD DESIGN 2005 受賞
2010年 : 「島キッチン」でAR Awards for Emerging Architecture 2010 受賞
2011年 : 「島キッチン」でWAN Awards 21 for 21 2011 受賞
2011年 : International Prize Best Works 及び、Special Prize For Excellence In The Detailed Elements Of The Buildingを受賞
2011年 : WAF2011 World Culture Building of the Year
2012年 : DOMUS INTERNATIONAL AWARD 2012